0435 年はじめは親戚づきあい(4)-4/1 早傘 〔2007/04/01-00:15〕
| 0435 年はじめは親戚づきあい(4)-4/1 早傘 〔2007/04/01-00:15〕〔220.145.154.58〕 |
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親_0433 根_0429 メール
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− 委奴国とはなにかわかったぞ！ 「いきなり飛ばしすぎだろ」 − 倭の奴の国などもってのほか、伊都国でもない 「印文論か、上古音を論じたいのか」 − 訓読みが正しい 「ほあ？」 − 委は上代日本語で何と読む 「ゆだぬ」 − 奴は 「やつこ」 − つなげると 「ゆだやつこ」 − そりゃ、ユダヤの子じゃ 「そっちかい」 − これで周りを固めれば四月馬鹿ネタにできる 「なるほど、でもちょっと待て」 − どうした 「［ユダヤ 委奴国］でググってみると」 − どうなった 「こんなページが見つかった http://www5b.biglobe.ne.jp/~nshzwtc/newpage46.htm」 − ありゃりゃ 「五月蝿なす古代妄想の世界、独創の何と難しいことよ」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ − チンケな大きな偽りはあきらめて、チンケな偽りでも話題にしようか 「どのような」 − 今のちんたらペースではずいぶん先になる話題なのだが、発売中の雑誌に掲載されている事柄は次号が出る前に採り上げるという方針に則る 「週刊現代の八百長ネタか」 − あんなネットの落書きみたいなものはどうでもよい 「いやこれもネットの絡書きだし」 − 三浦佑之「古事記を旅する 最終回 古事記を旅した二人−安万侶と宣長」『文藝春秋』2007年４月号(03月10日発売） 「ああ、最終回か」 − “わたしが初めてその墓に行った時は、発見騒ぎが鎮まってから何年も経っていた”という一文がある 「それはもしや太安麻呂の墓のこと？」 − そう、1979=s54年1月に発見された 「懐かしいな。自分は中学３年生だったよ」 − さて、三浦パパが初めて安麻呂墓に行ったのはいつでしょう？ 「え、これだけで... 発見騒ぎはそれほど長続きもしなかったから、85年頃かなあ」 − 次の文を読もう 2004年5月12日(水)の随筆「偶然の発見」（抄） http://homepage1.nifty.com/miuras-tiger/houshasen-0405.htm …（略）…今まで行きそびれていた太安万侶（おおのやすまろ）の墓を見て、不思議な気分をあじわった。…（略）…今から二十五年前、奈良市街から十キロあまり東に行った山間部の急斜面から発見されて大騒ぎになった。そこは茶畑になっていて、畑を掘り起こしていた所有者が偶然に掘り出したのである。しかも運がいいことに、銅板の墓誌が出土して安万侶の墓であることが証明されたのである。 今、日本列島で発掘される遺跡のほとんどは、開発（道路工事や宅地造成など）にともなって発見されるのだから、花咲爺さんよろしくお百姓さんが宝物を掘り出したとしても驚くことではない。十八世紀末のことになるが、あの「漢委奴国王」と彫られたの金印も、博多湾に浮かぶ志賀島の農民が偶然に掘り出したものだった。…（中略）…どう考えても、現代人が偶然に掘り出したというよりは、埋められたものたちが我々に働きかけているとしか思えない。奈良だけではなく、日本列島のあちこちで発掘された遺跡を見学するたびに、なぜ見つかりたくなったのと聞いてみたくなる。 「つい最近ぢゃねえか」 − 90年代ならまだ許容範囲だが、ほんの2年半前をああいう書き方はずるいだろ 「ネットに載せている文章ならうろ覚えでもすぐに確かめられるしな」 − 25年も行かず、2002年6月の『口語訳古事記』刊行も行く契機にならなかった安麻呂墓に2004年になってようやく行ったのはなぜか 「閑だったんだろ」 − 意外とそういう理由だったりするものだが、裏読みをしないと詰まるまい 「どう読む」 − 『口語訳古事記』では古事記全体真書説なのに、『古事記講義』(2003/07刊)では序文偽作説に転換している 「『文学界』2003年１〜4月号の連載を手入れして単行本化したものだね」 − 『古事記講義』をきっかけに安万呂墓はやはり一度見ておかなければと思うようになったのだろう 「書く前に見ろよ、と」 − 上の文章で興味深いのは、金印に対する強い疑念が窺えないことだ 「でも安万呂墓から志賀島金印を連想するのは疑惑つながりともいえそうな」 − 2006.12.14読売東京朝刊『「金印」真贋論争再び？ 中国の「兄弟印」に不審点』でパパはこう紹介される “旧石器捏造（ねつぞう）事件を機に、数年前から本格的に金印関係の資料や研究論文を読み込んでいた三浦教授” 「あれが数年も仕込んで書いた本かぁ」 − 口語訳古事記刊行→古事記偽書説の再検討→真偽論盛行時の安万呂墓の発見という偶然への注目、という流れで金印疑惑に興味がつながったたとすれば、早くても2003年だ 「あるいは2002年後半でもいいかな」 − そんなに早くから金印疑惑を調べていたら「偶然の発見」の書き方は不自然すぎる 「調査中のネタを隠したのでは」 − だったら金印自体にふれなければいい。それにさ、2001年11月に東大総合博で開かれた特別展『真贋のはざま』の図録に掲載された論文を、web掲載論文として引用している 「とすると？」 − 首都圏に住んでいて、真贋問題に深い関心を抱いていたなら、あれほどマスコミで話題になった展示を見に行かず図録も入手しなかったとは考えづらい。その後に真贋問題に関心を抱いてネット上で検索したと見るより無い 「そっか」 − 以上の推測が正しければ（95％の自信はある）、三浦パパは最近の出来事を数倍遠い過去に由来するように文飾する癖がある 「まさに記紀的」 − しかし、それを責めるわけではないぞ。文藝春秋４月号の発行日はいつだと思う？ 「もしや」 − ４月１日だ |